教習所に通う方、運転の苦手な方向けに練習の仕方とコツを伝授します

車生活

3月の東日本大震災から始まった電力不足が原因で、いざという時の停電にも慌てないようにと、自家発電への関心が高まっているようです。あわてて、近所のお店へ懐中電灯を買い求めに走った方も多いのではないでしょうか?そういうこともあって、震災直後はしばらく懐中電灯と単三乾電池が、関東でも品薄になっていたようです。

懐中電灯は、当然ですが乾電池で駆動します。ですから電力会社から供給される送電網とは別の、いわば独立したシステムだと言えます。この意味で言えば、ソーラーパネルを使った自家発電は、より高度な独立システムです。確かにこのような独立システムは、いざという時や災害時には、威力を発揮します。しかし、大がかりなソーラーシステムに投資する前に、もっと身近なもので、すぐに試せる独立電源を確保してみるのはいかがでしょうか。




※注)下記でご紹介する方法は、十分な知識なしに行うと、火災や事故につながり兼ねません。十分に正確な情報を得た上で、DIYの原則に乗っ取り自己責任において実行して下さい。


一番簡単な電源供給として、車のバッテリーを活用することを考えてみましょう。既にキャンプなどで活用している方もいることでしょう。車のバッテリーとは、基本的な仕組みは乾電池と同じですが、容量が非常に大きいという点が違うと言えます。一般的に乾電池が1.5Vであるのに対して、自動車は12Vです。ただし乾電池や家庭用の電源のAC(直流)とは違い、DC(交流)ですから、家庭用電気機器を自動車バッテリーを元に使う場合は、変換器(インバーター)が必要になります。

まず、新しく車のバッテリーを購入するに当たっては、自分の愛車と同型のバッテリーを買っておくと良いのではないでしょうか。40B24Lなどの表記がありますので、それに従って購入しておけば、後で車に流用することも考えられます。ホームセンターなどでは、特売などでバッテリーが非常に安く販売されていることもあります。



●バッテリー利用の独立型非常用電源
・自動車用バッテリー
・DC-ACインバーター
・端子金具
・ケーブル
・ヒューズほか


★写真はDC-ACインバーターの一例。最大消費電力500Wまで使えて、バッテリー直結ケーブル付き。これとバッテリーがあれば、すぐ非常用電源システムが構築できます。乾電池と違って長寿命、大容量なのが魅力です。



※DC-ACインバーターは、使用したい家庭用電気機器のワット数を参考にして購入なさって下さい。ワット数の多い電気機器を使えるコンバーターほど、値段が高くなる傾向にあります。


最近では、車の中で使える電気製品として、TVや掃除機などでDC12Vの規格のものもあります。カー用品店などで販売されている電気製品は、DC12V対応のものが多いはずです。これらは、車のバッテリーからそのまま使うことができるので、電力ロスが少ないというメリットがあります。

家庭用のAC電源の電気製品を使いたい場合は、上記のようにDC-ACコンバーターを接続することで、普通の家電と同じようにコンセントを差し込んで使うことができるようになります。これで、長時間ではありませんが、停電時でも家庭用電気機器を使えるようになります。ライトなども、懐中電灯とは比較にならないほど明るい製品を使えるようになります。用途としては、蛍光灯、テレビ、扇風機などの小電力のものが適しています。

なお使用時間ですが、車を停車させる時に、ライトなどを点けっぱなしにしてしまうと、そのうちバッテリーが上がってしまうのはご存じでしょう。なるべく小電力の電子機器を、必要な時間に限って使うようにしましょう。


以上のようなバッテリー利用であれば、大きな投資をすることなく、比較的簡単に非常用電源を確保できます。



さて、このままではバッテリーを使う一方です。使っているうちに、「もっと長くこの電源を使いたい!」と思ってくるはずです。このままでは充電ができませんので、ソーラーパネルを使って充電する方法をみてみましょう。


ソーラーパネルと言っても、屋根全面に敷き詰める必要はありません。大きめのパネル1枚でも、非常時には十分役立つのではないでしょうか。その他、自家発電の独立システムで必要になるのは下記のようなものです。

●独立型ソーラー発電システム
・ソーラーパネル(100W程度)
・自動車用バッテリー
・充放電コントローラー
・DC-ACインバーターほか


ソーラー充電というのは、受ける太陽光が一定ではないため、発電電圧が一定しません。曇りや夜になってしまうと、発電をやめ逆流してしまう場合があります。昼間は光に当て、夕方にはしまうという手作業が発生してしまいます。そこで、充放電コントローラーというものを使うことで、これを自動的に行ってくれます。初めての場合でも、なるべくこれを導入した方が、実用的に太陽光発電のメリットを享受できるはずです。




※注意
車のバッテリーは、バッテリーは気硫酸を電解液として利用しているため、バッテリー液が外部に付着したり目に入ったりすると大変危険です。またプラス極とマイナス極が不意に直接つながるとショートして発火するおそれもあります。基本的な仕組みは乾電池と同じですが、容量や構造が違うため、正しい電気知識を元に慎重に扱いましょう。

 
▼バッテリートラブルなど、いざという時に役立つ充電器。
 
メルテック(meltec) 充電器 6.5A SC650 
ひとつには、無用なトラブルを避けるため。もうひとつは、自分の運転のクセをチェックするため。日常メンテナンスのうち、最も大切な項目について、おさらいしたいと思います。それは、言うまでもなく「タイヤ」の点検です。

タイヤというと、黒いゴムのパーツで何の面白味もないと思って、軽視している方がとても多いようです。でも、Shift-UP Clubとしては、タイヤは「毎日乗る前にチェック」することをお勧めします。最低限、タイヤのサイドウォールは、乗車前に毎回確認しましょう。
最初は何を見てよいのかイマイチ分からないかも知れません。しかし、チェックする箇所は単純でOK。むしろ、毎回チェックすることで、時系列の変化を見ることが大切なんです。具体的な点検項目としては下記で良いでしょう。

  • タイヤの溝(小さな厚紙と鉛筆の印でOK)
  • 空気圧、たわみ(目視でもOK、月一で計測・充填)
  • サイドウォール(亀裂や擦れを目視)
  • 小石やガラス片、クギなどが挟まっていないか


このように、毎日のチェックでは目視だけの簡単なものでも結構ですので、「確認する」という習慣付けの方が大切になります。毎日のようにチェックしていれば、必ず変化に気づくようになります。

特 に、前輪や後輪の外側を、縁石に乗り上げてしまった、引っかけてしまったという時は、要注意です。その時の衝撃がが少なかったからと言って点検を怠ってい ると、しばらくしてから突然バーストする、ということにもなりかねません。毎日の点検でサイドウォールを確認していれば、こうしたトラブルは防ぐことがで きます。タイヤは設置面が非常に強い反面、サイド面は薄く弱い構造になっています。たわむという特性上、仕方ないのですが、縁石などにこするとすぐにひび 割れを起こし、浅い傷でもバーストにつながることがあります。サイドウォールの傷を見つけたら、早いうちにタイヤ販売店などにチェックを依頼して、対処を 考えた方が良いでしょう。

このように、一度チェックの癖を付ければ、四輪のうちひとつだけ空気が抜けていたり、溝の減り方が緩やかだったりといった変化にも気づくはずです。

前輪だけタイヤの溝の減りが早いようなら、ブレーキやハンドルの操作をラフに行う傾向があるのかも知れません。FF車の場合は、前輪の負担が多いため仕方ないのですが、余りに後輪との差が激しいようなら、運転の仕方を見直したSnapShot(22).JPG方が良いでしょう。強めのブレーキの時はハンドル操作を控える、下り坂でフットブレーキを使いすぎないなどの対処が考えられます。

FR 車の場合は、前輪の減りが早いようなら、カーブや右左折の際、ブレーキを踏んでしっかりと前に荷重が移ってからハンドルを切るようにします。上り坂の場合 は、よりこのことに気をつける必要があります。同じくFR車で後輪の減りが早いようなら、信号加速などで無理をし過ぎているかも知れません。日常走行で は、タイヤに負担を掛けない程度の加速に留めておいた方がタイヤは長持ちします。

以上は、いずれも基本的な内容ですが、タイヤの状態がいざというときの挙動の差となって現れますから、決して軽視することはできません。特に雨や路面が悪い場所では、タイヤのグリップ力も落ちますから、普段からタイヤの状態には気を配っておくようにしましょう。

「タイヤは家族の命を乗せている」 某社のCMで使われていたこの言葉を、是非いつも思い出すようにしましょう。

カー用品店などに行くと、炭の力を利用した消臭剤などがたくさん売られています。でも、そのような市販品よりも、直接本当の炭を活用した方法がおすすめで す。その理由は、ひとつには市販の炭入り消臭剤では活性炭を利用していることが多く、実は効果が限定的であること。そしてもう一つは、他に再利用(転用) することができないことです。
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炭 について良く知らない方のために、概要をお知らせしておきます。一口に炭と言っても、備長炭、豆炭、活性炭、竹炭など様々な種類があります。いずれも、目 に見えないほど細かい「細孔」と呼ばれる穴が無数に空いているのが特徴で、これが悪臭や湿気、有害物質などを吸着する効果があると言われています。また備 長炭など、熱すると赤外線を発して料理に最適な温度を保つ効果などもあると言われています。

このように色々な効果が見込める炭ですが、炭の種類には注意を払う必要があります。特に「車の消臭」という目的に絞った場合、有効だと思われるものは限られています。

ま ず「竹炭」と、「黒炭」が有効だと思われます。なぜなら、いずれも湿度の調整作用と、においの吸着作用が特に高いと言われているからです。竹炭と黒炭なら 何でも良いかというとそうではなく、炭焼き時の温度によって効果は異なり、またにおいの原因によっても効果が異なりますので、一概に効果的だと断言するこ とはできません。しかし、試してみる価値は十分にありそうです。

最近は、100円ショップなどでも竹炭などが販売されていますが、昔ながらの燃料店でも一般に販売されています。竹や木の状態そのままに炭化されたものから、細かくパウダー状にされたものまで種類は豊富ですが、好みと使い勝手で選べば良いでしょう。

炭の量は、調湿・消臭の際は一般的に6畳に1kg程度と言われていますので、小型車であればその半分以下の量でも十分でしょう。効果を体感できるかどうかによって後から変えてみましょう。

炭 を不織布などの通気性の良い袋に入れて、車内の湿気が溜まりやすいところ、もしくはにおい通り道となるような箇所に置きます。場合によっては炭の細かいス スが落ちることがありますので、設置時は周囲を汚さないよう注意しましょう。また、湿気やにおいが溜まりがちなトランクに設置するのもおすすめです。車内 ですから、急ブレーキや急ハンドルで転倒しても問題ないように設置する必要があります。

さて、市販の消臭剤ではなく「炭」そのものを使っ た場合のメリットとして、再利用があります。ある程度利用した炭は吸着力が衰えると言われますが、1ヶ月程度を目安に取り出して鍋などで10分程度煮沸 し、天日干しすれば、2~3回は再利用できます。さらに、消臭・調湿目的の再利用だけでなく、炭風呂として使ったり、ガーデニングの土壌材としても再利用 ができます。

もともと車好きの方には「カーボン」の素材として馴染みの深い炭。その摩擦耐性の強さから、将来的にはミッションやクラッチなどの内部素材にも利用が検討されているそうです。まさに、今の時代にもあった素材が「炭」なのかも知れません。

 


今だからこそ注目されるエコドライブ、特にふんわりアクセル等について考えてみましょう。

震災の影響を受けて、現在ガソリンが不足している地域があります。地域によって十分供給されている所と、そうでない所の差が激しいようです。また、これから世界的な投機マネーの動きや需要の不安定化の影響で、ガソリン価格が高騰する確率が高まっています。

ガソリンが不足すると困る人が多いはずです。車がないと生活が成り立たない地域の人にとっては死活問題です。そんな時に、個人で少しでもできる対策は無いものでしょうか?良く挙げられる疑問に答えていきましょう。


(1)ガソリンを節約するために急加速、急ブレーキはやめている。

→「

車は発進時に一番多くのエネルギーを必要とします。自転車で考えれば分かりやすいでしょう。最初のひと漕ぎが一番重くて、走り出すとラクになると思いませんか?自転車で体に感じる負担は、車での燃料使用量と同じだと考えられます。ですから、自転車でなるべく疲れないようにゆっくりと発進するイメージで、車でもふんわりとアクセルを踏んで発進しましょう。車速が乗ってくればある程度ラフにアクセル操作しても影響は少ないのです。

 

(2)ガソリン携行缶をたくさん買って、ガソリンをたくさんトランクに詰めておきたいんですが。

→「×
ガソリンは、保管するにも危険が伴うものです。専用の携行缶だとしても、きちんと管理できない恐れがあります。またガソリンは重いものですから、車重を重くすることにつながります。燃費を悪化させる原因にもなります。そもそも、買い占め行為はやめましょう。

(3)ガソリンを減らすために、なるべくニュートラルにして走行しています。

→「×
車速が乗った時や、下り坂などでギアをニュートラルにして、燃費を稼ごうとする人の話を耳にします。しかしこれは危険ですのでやめましょう。確かにギアがニュートラルの状態では、アイドリング回転のみの燃料消費で済みますが、アクセルでのコントロールもできませんし、ブレーキへの負担も大きくなるので危険です。ギアはきちんと入れた状態でアクセルから足を離すだけでも、十分に燃料の節約はできます。むしろ、発進時の急加速や、停車中のアイドリングをやめることの方が、相当な燃費節約効果が見込めます。



(4)ガソリンを少しだけ入れて、車を軽くする方が良いと聞きました。
→「
車体が軽いほど、燃費が良くなるのは確かです。ガソリンは、満タン時と空に近い時では、人ひとり分ほども重さが違います。無駄な重量を運ばない、という意味では理にかなっています。ただし、車がないと生活が逼迫してしまう中で、なかなかガソリンが確保できない地域においては、ある程度まとめてガソリンを入れておく必要があるでしょう。ガソリンの確保のしやすさと、燃費の善し悪しとを天秤にかけて判断しましょう。

 

 (2)ガソリン携行缶をたくさん買って、ガソリンをたくさんトランクに詰めておきたいんですが。

→「×
ガソリンは、保管するにも危険が伴うものです。専用の携行缶だとしても、きちんと管理できない恐れがあります。またガソリンは重いものですから、車重を重くすることにつながります。燃費を悪化させる原因にもなります。そもそも、買い占め行為はやめましょう。

(5)燃費が良くなるというグッズを買いました。ガソリンは供給が不安定なので、モノに投資した方が良いですよね?

→「×
確かに、燃費が良くなるというグッズはカーショップへ行くとたくさんあります。アーシングやヒューズ、バッテリー安定化や、燃料添加剤まで色々な種類があります。中には数万円もする燃費改善グッズも売られています。しかし、やみくもにこれらのグッズに頼るのはおすすめできません。効果がまちまちである上に、高価である場合が多いからです。むしろ、お勧めしたいのは基本メンテナンスです。オイル交換や各フルード交換、フィルターやプラグの交換、タイヤのエア充填をきちんとやる方が、大きな燃費向上につながることが多いからです。特にメンテナンスは格安車検と法定点検だけに頼っている方は、今一度見直してみましょう。これらの基本メンテナンスができていない状態で、燃費向上グッズに頼ってもさほど効果は見込めません。
※基本メンテナンスの種類は「新車当時のパワーを蘇らせる」をご参照下さい。



(6)ハイオク指定車だけど値段が高いので、レギュラーを入れても大丈夫?
→「×
ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるのはお勧めできません。車が走らないということはありませんが、長期的にエンジンへのダメージが懸念されるからです。すぐに乗り換えや廃車を予定している車ならまだしも、長く乗る予定のマイカーでこれをやるとエンジンの寿命に影響することは避けられません。具体的にはノッキングを起こしやすくなり、車種によっては車の自己制御によって走れなくなる恐れもあります。ちなみに、その逆のレギュラー指定車にハイオクガソリンを入れるのは、さほど影響がないと言われています。ただしメリットもないので、指定通りのガソリンを入れることをお勧めします。ちなみに、ガソリン車に軽油を入れたり、その逆をすることは絶対にやめましょう。重大なトラブルにつながります。
※影響は車種によって異なる点も多いため、気になる方はディーラー等に相談してみて下さい。

 

(7)燃費の良いハイブリッド車やエコカーへ買い換える予定です。

→「
燃費が良い車の方が、燃料消費が少ないのは明らかです。またエコカーは車体の軽量化や独自のバッテリーを搭載するなど、あらゆる点で燃費を良くする工夫が最初から為されています。車を買い換える余裕のある方は、選択肢のひとつとしてお勧めできます。ただし、ハイブリッドカーはガソリンと電気との併用のことを差し、新しいプラグインハイブリッドなども電気を多く使用することになります。今後日本ではガソリンだけでなく、電気の供給も逼迫することが予想されますので、必ずしもハイブリッドという動力構成の形式だけが正しいと言えません。むしろ、「エコカー」という言葉だけに捕らわれず、身の丈にあった車選びをすることも大切です。極端な例で言えば、ほとんど一人か二人での移動が主であるのに大型ミニバンを使うことは効率が良いとは言えません。その場合、原付やバイクへ乗り換えるということも、今後は現実的な選択となるかも知れません。それほどまでにエネルギーが逼迫する可能性はあります。



◎みんなで分け合おう

ガソリン不足や、ガソリン価格の高騰は、自動車立国(供給も消費もする国)である日本に対して大きな影響を及ぼします。そんなとき、それぞれが知恵を出し合って、そして貴重な資源を分けあって使うという意識が大切になるのではないでしょうか。


例えば、買い占めはせずにみんなでガソリンを分け合う。車選びでの無駄をなくし、家族の人数に合ったなるべく軽い小型車を買う。ご近所や家族、友人と話し合い、1台の車を相乗りしたり、大人数が乗れる車を共用することで燃料を減らす、といったことも考えるべきでしょう。カーシェアリングを積極的に活用したり、不要・不急の際は車ではなく自転車を使うなど、今すぐ個人で出来ることはたくさんあります。

自分だけの視点ではなく、日本全体の視点でこのエネルギー不足を眺めておき、行動は今すぐ個人で出来ることからスタートするのが良いのではないでしょうか。みなさんからのアイデアやご意見もお待ちしております。Shift-UP Clubまでお寄せ下さい。

 

▼バッテリートラブルなど、いざという時に役立つ充電器。

メルテック(meltec) 充電器 6.5A SC650
「アレ、最近愛車の加速がイマイチだな」

運転していて、ふとそう感じることはありませんか?
愛車に何年も乗っていると、知らず知らずのうちにパワーダウンしているものです。

カー用品店へ行くと、オイル添加剤やアーシングなど、パワーアップをうたった商品がたくさん売られていて、つい買いたくなる方も多いのではないでしょうか。



すぐに、これらの「燃費アップ!パワーアップ!」という言葉に惹かれてしまうあなた、ちょっと待ってください。こうしたグッズを買う前に、ぜひチェックしておきたい項目をご紹介したいと思います。下記に挙げる基本的な項目のうち、あなたはどれだけ知っているでしょうか?これらをチェックするだけで、新車時のような気持ち良いフィーリングが戻ってきますよ!



(1)エンジンオイル

TS3E0612.JPGもっとも短いサイクルの交換が必要で、パワーダウンの原因となるのが、エンジンオイルです。エンジンオイルはエンジン回転そのものに関わる消耗品ですから、その影響力は大きいものです。もし、しばらく交換していないという方はエンジンオイルの色などを確認した上で早めに交換してみましょう。マメな交換がおすすめです。しばらく交換していない場合は、オイルフィルターの交換もお忘れなく。

★小技として、エンジン交換後にボンネットを下側からのぞき込むと見える「オイルフィルター」の下に、マグネットを張りつけておくと、鉄粉を吸い寄せるためフィルター機能を高めると言われています。




(2)エンジン内部の汚れ

エンジンは長く使用することで、ワニスやスラッジなどと呼ばれるススのような不純物が溜まります。これを綺麗に取り除いてやることで、動きがスムーズになることがあります。カー用品店などでも「エンジン内部洗浄」「エンジンフラッシング」などの名称で作業を請けているところがあります。数年に1度、試してみると良いでしょう。



(3)吸気系統の汚れ

エンジンがきちんと機能するためには、綺麗な空気を適量取り込むことが必要です。そのため、空気の通り道に不具合があると正しくエンジンが燃焼できないことがあります。まずはエアフィルターの汚れを点検、または交換しましょう。エンジンとつながる通気口であるインテークマニホールド内にも汚れが溜まりがちです。吸気系洗浄を行っているショップもありますので、5万キロ以上走行しているクルマは1度検討しても良いでしょう。
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(4)点火プラグ

最近のクルマはほとんどがプラチナプラグという、10万キロ無交換でOKという長寿命品を使っています。とは言え、多走行の車であれば一度はプラグの燃焼状態を点検したいものです。点火プラグは、プラグレンチがあれば外して点検することができます。プラグの先端部分が減っていないかを確認し、減っているようならば交換します。プラグはカー用品店で1本1000円~程度の値段で、作業は新品と取り替えるだけです。プラグ点検の際は、同時にプラグコードの割れなども確認しておきます。



(5)燃料フィルター

燃料フィルターは、燃料タンク内のみに設置されているクルマと、エンジンルーム内にも設置されているクルマとあります。ガソリンの不純物を取り除くためのものですが、多走行のクルマではこのフィルターが目詰まりを起こしている場合もあります。そうなると燃料供給が不十分で加速がもたついたり、アイドリングが不調となる場合もあります。数千円~数万円のパーツですから、交換した記憶がない方は交換をおすすめします。


(6)ベルトのゆるみ

多くのクルマではエアコンとパワステなどに補機類ベルトを使用しています。このベルトが劣化によって伸びてくると、たわんだ状態でベルトが回転することになり、力のロスが生じます。ベルトの締め増しをしたり、ベルトを交換することで、フィーリングが改善する場合があります。


(7)パワステオイル

p3.jpg最近は電動パワステのクルマが多いですが、少し旧型のクルマではベルト駆動でパワステを使っています。つまりエンジンの力を一部使っている訳ですから、パワステの動きが悪くなるとエンジンパワーのロスにもなります。パワステオイルを交換することでこれを改善できます。交換時期は、ハンドルを据え切り(停止状態でハンドルを切る)した際に異音がしたり、以前よりハンドルが重くなったと感じたら交換するようにしましょう。


(8)タイヤのエア

加速が悪いと感じていた原因が、単純にエアが減っていただけだった、というオチが結構あります。タイヤのエアは月に1度はチェック・充填したいものですが、何ヶ月も充填しないままだとエアは減っていきます。エアが不十分な状態では、加速や旋回の性能が不十分になるだけでなく、燃費も悪化します。さらにはパンクの原因にもなりかねませんので定期的にチェックしましょう。エアをチェックする際は、タイヤ溝やサイドウォールのヒビ、ホイールナットの締め具合を手で触って確認することも大切です。なお手軽にエア調整できる個人用エアコンプレッサーも市販されています。




如何でしょうか。市販品のパワーアップ・アイテムに頼る前に、簡単な点検とメンテナンスだけで良いコンディションが戻ってきます。

新車当時に比べて、ある程度距離を走ったクルマであれば、各所に経たりが出てくるのは仕方のないことです。その多くはマメなメンテナンスで回避できますが、きちんと定期メンテナンスしている人でも、意外と忘れがちなポイントもあります。

今回は、主に加速フィーリングに関わる部分のみを挙げましたが、他にもメンテナンスで調子が良くなるところはたくさんあります。今回挙げた項目で、まだ試していないものがあれば、ぜひチェックしてみて下さい。

ドラドラ動画「環七鹿浜橋付近交差点」
ドラドラ動画「環七鹿浜橋付近交差点」



「ドラドラ」というお洒落(?)な名前のドライブレコーダーが、JAFより発売されています。某ネコ型ロボットを思わせる名前を持つこの機械は、ハガキよ りやや小さいサイズの台形カメラで、シガーソケットから電源を取るシンプルなシステムです。価格は23,100円ですが、以前の高価格だったドライブレ コーダーのイメージからすると、大分価格がこなれてきた印象です。今回は、Shift-UP Club読者のI氏のご厚意により2週間ほどお借りしましたので、そのインプレッションなどをお伝えします。

ドラドラ(JAF運営サイト)
http://www.jafmate.co.jp/dr/

ち なみに、ドライブレコーダーとは、単なる車載カメラとは違って、事故などの衝撃があった時に、その瞬間を映像と音声で記録するものです。その衝撃の瞬間の 前後数十秒間を、SDカードに記録してくれます。ですから、特に衝撃を関知しない限りは記録はされていません。(正確に言うと記録は常時されているのです が、常に破棄されていて、事故の衝撃時など重要な瞬間部分のみをSDカードに記録します。)


取り付けは至って簡単なので、考える べきは取り付け場所のみです。基本的にはルームミラーの前などの、フロントガラス上部で視界の妨げにならない場所、というのが定石です。事故を記録するド ライブレコーダーが原因で、事故を起こしてしまったら本末転倒ですからね。運転時に気が散らないような場所にすべきです。

写真.jpg本品は小さな アームに両面テープがついていて、粘着式で車にくっつける方式です。ルームミラー付近のパネルや、フロントガラスの内側に直接貼り付けるの通常でしょう。 今回私は取り外し時のことも考えて、サンバイザー部分にタイラップ2つで取り付けました。これですと、走行時に前後に揺れてしまうので当然撮れる画像も若 干揺れてしまいます。やはり、しっかりとテープで取り付けることをお勧めします。なお、テープで内装品を貼り付ける場合の注意点として、貼り付け面を拭い た上で脱脂をしておくことです。カー洋品店などで脱脂用の綿などが売っていますから、必ずこれで脱脂をしてきちんと乾いてから貼り付ける必要があります。 さもないと夏場の暑さで剥がれることもあります。なお取り付け後はシガーソケットから電源をとることになりますが、このコードはいかにも邪魔です。ずっと ドライブレコーダーを使うのなら、きちんとケーブルバンドでまとめるか、オーディオやヒューズなどから電源を取るなどして配線を隠してしまわないと、運転 中に気になるかも知れません。


さて、実際に取り付けて電源を入れてみると使い勝手はすこぶる良いです。ボタンは2つしかなく、事実上使うのは大きな赤いボタンのみ。横にある小さなボタンは、連続録画用のボタンであって、取り立てて何か記録したいものが前にある時などにビデオ録画するためのものです。

電源が入った瞬間にピーピーとやや大きめの駆動音がしたのち、電源入・SDカード・準備完了の3つのライトが点灯し、何かがSDカードへ記録されている最中はSDカードが点滅します。

写真 2.jpg実際に走ってみると、通常時はカメラがあることが全く気になりません。特に音もしません。ただ、国道沿いのお店に入るときに小さな縁石をまたぐと、「ピーピピ」と音がなり一瞬びっくりします。衝撃を関知しているということでしょう。慣れれば何ともないレベルです。

運 転後、記録した映像を見たい場合は、本体のSDカードを抜いてPCに取り込みます。SDカードは、フォルダに分かれていて記録された映像が日付別に分類さ れていて、さらに別のフォルダには再生するための専用ビューワも入っています。見るだけの「ドラドラ・プレイヤー」と、関連するGの情報などが見られる 「ドラドラ・マネージャ」があります。見てみるとなかなか面白いもので、運転中に見ている景色が客観的に見えます。映像も音質も問題ないレベルです。

ち なみにJAFのサイトでは、このドライブレコーダー「ドラドラ」ユーザーのための専用コミュニティサイトを運営しています。ドラドラで撮った画像をアップ して共有しようというサイトです。人の車の運転席から見えた映像は、なかなか面白いものがありますし、また危険なシーンが多いので運転する上での参考にも なります。ただ、このサイトはJAF会員やドラドラユーザー向けという色彩が強い点がやや残念ではあります。「ヒヤリ」としたシーンなどは、多くの一般ド ライバーも知っておけば参考になりますし、事故を減らす上での有用な情報になりますので、是非誰でも気軽に見られる情報として欲しいものです。


●使い方のコツ

急 に歩行者が飛び出して来てヒヤっとしたとか、危ない運転をする車がいたとか、思わず映像記録に残したい場面は運転しているとたまにあります。でも衝撃が起 こらないとドライブレコーダーは関知しない(※)ことが多いので、そのままでは映像に残りません。そんな時は、赤いボタンを押せば、押した瞬間の前後15 秒を記録してくれます。15秒遡って記録してくれるというのは結構便利で、何か気になることが起こった後でもボタンを押せば記録される訳です。

また海沿いの道や、紅葉の山道など、景色の良い場所をドライブしている場合は、本体横にある「常時録画」ボタンを押します。するとボタンを押してから1分間の動画を記録することができます。自宅に帰ってから楽しむのも面白いですよ。

な お、本体には本格的なGセンサーが内蔵されていて、付属のソフト「ドラドラマネージャー」にもGをグラフ表示する機能があります。サーキットなどを走る モータースポーツ・ユーザーは、普通の車載カメラだけでなくこのドライブレコーダー「ドラドラ」をつけておけば、後からGの変化を分析するのに役立つかも 知れませんね。


※衝撃の感度はソフト側で調整できます

ドラドラ動画「カー用品店の段差で記録!?」
ドラドラ動画「カー用品店の段差で記録!?」

車を調子よく保つ「プチメンテナンス」


愛車を少しでも調子良く、少しでも長く乗りたい、と思うのはすべてのオーナーに共通する想いではないでしょうか。

車のメンテナンスと言えば、定期点検や車検ごとに行う整備でオイル交換やフィルター、液類の交換を思い浮かべることでしょう。そして、それらはすべてディーラー任せ、という方もいるかも知れません。でも実際には自分で簡単にできる、ちょっとしたメンテナンスはたくさんあります。そんな「プチメンテナンス」をいくつかご紹介します。



●ドアヒンジとドアモールのグリスアップ

ドアヒンジというのは、車体とドアの付け根部分のことです。一般的には上下つのヒンジがついており、そこを支点にしてドアが動くようになっています。スライドドア車の場合は、スライダ上をドアが動きます。


  1. ドアを全開にします。ドアヒンジ部分が見えますので、古いグリスを落とします。ブレーキクリーナーやパーツクリーナーを吹き付けて、ウエスなどでふき取ります。
  2. 潤滑スプレーやスプレーグリスを吹き付けます。可動部分にしっかりと油が浸透するようにします。スライダ部分にも潤滑スプレーを吹き付けます。

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続いて、ドアモールのメンテナンスです。ドアモールとは、ウインドウが触れる箇所のゴム枠のことです。一般的にはドアを開けた部分ではなく車体側の窓枠を覆うようについているゴムパーツを指しますが、ドア自体にもウインドウと触れる箇所(ウインドウの下側)に内外からゴムが押し当てられています。ここのゴムにホコリや異物がたまると、ウインドウを傷つける恐れがあります。


これらのゴム部分は、素材の性質上、長年乗っていると劣化します。時折、ゴムの保護剤などを施してやると効果的です。また、ウインドウ操作時にギシギシ、ミシミシと異音がする場合は、ウインドウと触れる箇所にシリコンスプレーなどを吹き付ければ収まる場合もあります。


  1. ウインドウを全開にします。アルコール入りウェットティッシュなどで、ドアと接触する部分の汚れをよくふき取ります。
  2. シリコンスプレーをウエットティッシュに染み込ませ、ゴムの内側をなぞっていきます。
  3. ドアモールやその他ゴムパーツで劣化が気になる箇所に、保護スプレー(ラバープロテクタント等)を吹き付けておきます

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※グリススプレーやシリコンスプレーなどは、ウインドウやその他の箇所に飛び散ると汚れの原因になる恐れがあります。十分注意して、必要に応じて新聞紙などでマスキングするようにして下さい。



●クラッチペダルの異音解消

クラッチペダルが「ギーギー、ミシミシ」鳴っていませんか?車を長く乗っていると、グリス切れでペダルを踏むたびに音がすることがあります。

グリス切れによるクラッチペダルの異音の場合、怪しいのは主に2カ所。1つは、ペダル付け根部分の可動箇所。もう1つは、エンジンルーム内のクラッチレリーズフォークの可動部分です。


1つ目のペダル付け根箇所は、懐中電灯などのライトで運転席足元を照らして見て下さい。ペダルを動かすと、その付け根のあたりに支点となっている箇所があります。金属同士が擦れあっている箇所が分かれば、そこにグリスを軽く吹き付けておきます。


2つ目のクラッチレリーズフォークは、エンジンルームを正面から見て、室内に一番近いあたりに、トランスミッションの端が見えるはずです。クラッチハウジングと呼ばれるケースの付近に、クラッチレリーズフォークがあります。分かりにくければ、誰か助っ人に頼んで運転席でクラッチペダルを踏んだり離したりしてもらい、エンジンルームをのぞき込めば、ペダルの動きと連動して動く箇所があるはずです。

ペダルと連動して動くレリーズフォークを見つけたら、その付け根部分の奥の方にある支点にグリスを吹き付けておきます。多くは、小さなダストブーツで覆われています。
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2011年元日に、交通安全祈願を兼ねて初詣に行って参りました。
そのご報告をさせて頂きます。

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茨城県は東海村の村松神社へ一路クルマで。

不況の折には、お寺や神社やの参拝客が多くなると言われますが、そのせいもあってか結構、混雑しています。「焼きそば」や「あんず飴」などお馴染みの露店が出ている通りから、参拝できる場所まではかなり時間が掛かりましたが、小一時間ほどで無事に参拝完了。Shift-UP Clubに関わって下さった全てのみなさまの交通安全をお祈りして参りました。今年も交通安全のお守りを入手しました。今年も、運転の際は、安全第一でまいりましょう。


オーディオやエアコン、ライトなど、急に車の電気機器が動かなくなったことはありませんか?

故障した!と思ってそれらの機器を買い換える前にチェックしておきたい箇所がありますよね。先日私もこんなことがありました。


 

1ヶ月ほど前、秋葉原の激安ショップで、シガーソケットの電源からUSB機器へ電源供給できるアダプターを買いました。確か500円少々です。激安です。

先日、しばらく車の中で眠っていたそのUSBアダプターを使おうと取り出しました。信号待ちだったので、シガーソケットの頭を外して、シガーソケットへ差し込みます。

「プチッ、カチカチッ」

不意に音がしました。「えっ!?」と思わず独り言を口走りながら、メーターやオーディオのディスプレイを見てみると、表示がすべて消えています。と言っても、もともとこのディスプレイは消えたり点いたりする状態だったので、何かの影響で消えたのでしょうが、それ以外には特に何も影響ありません。エンジンも普通に掛かっていますし、エアコンも効きます。

何だろう?と思って、思わずそのUSBアダプターをシガーソケットから外しました。走行には全く問題ありません。何だかとても気になりながらも、その時は車を車庫に止めて家へ戻りました。

 

数日後。普通に運転していました。そして信号待ちで、ふとサイドミラーに目をやります。ミラーが少しずれているような気がしたので、向きを合わせようとスイッチに手をやります。すると・・・・アレ!?何も反応がない!ミラーが動かないのです。

試しに電動ミラーの開閉ボタンを押してみましたが、これもダメです。ウンともスンとも言いません。ほかのオーディオやエアコンは大丈夫です。

「あ、なるほど」

そうです。ヒューズが切れたのです。先日のUSBアダプターを指したときのカチカチした音は、ヒューズが切れた反応だったのでしょう。

駐車場でヒューズボックスを開けてみます。ちなみに私の車種では、エンジンルーム内右端に1つ。運転席下の小物入れカバーを外したところに1つあります。

ヒューズカバーの裏側には、ヒューズの配電図とヒューズプラー(ヒューズを引き抜くピンセットのようなもの)が備わっています。配電図を見ると、エンジンルームのヒューズボックスには「ミラー」の文字がありません。そこで、運転席下のヒューズボックスを開けると、ありました、「電動ミラー」の文字が。早速その配電図に位置にある20A(アンペア)の黄色いヒューズを、ヒューズプラーを使って引き抜きます。すると見事に黒い焦げ痕とともに切れています。

エンジンルーム側にあったスペアヒューズ20Aを、同じ位置にはめてみます。そして、エンジンを掛けミラーのスイッチを操作してみると・・・。「ウィィーン」という音とともに動きました。良かった。もしヒューズの問題でないなら、ミラー周りの配線をすべてチェックする大がかりな点検が必要だったかも知れません。


このように車内の電装品が動かなくなった場合は、何はさておきヒューズを点検しましょう。一度点検してみれば、実に簡単なものです。車の取扱説明書にも記載されていることが多い項目ですので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

女性がマイカーを選ぶときのことを考えてみたいと思います。

男性が車選びする場合とは視点が違うはず。その違いが気になったので調べてみました。参考にしたのは、「世界でいちばん乗りたい車(太田哲也著)」。太田哲也氏と言えば、日本一のフェラーリ使いと呼ばれて国内レースに参戦していたプロドライバー。そのレース中に大きなクラッシュに巻き込まれて車が炎上し、全身に大火傷を負った人です。その療養中に記した「クラッシュ」という作品は映画にもなり、以前私も観て衝撃を受けた記憶があります。


さて、女性の車選びですが、昔と違って最近ではどうやら大きな変化があるようです。特に、車選びを「男選び」になぞらえる向きもあるようで・・・。


これまでは、女性の車選びと言えば、次のような基準で選ぶのが一般的だったと思います。

 

  • かわいいデザイン、格好いい雰囲気の車を選ぶ
  • 内装がおしゃれな車を選ぶ
  • 運転がラクな車を選ぶ
  • 荷物が乗せられて、シートアレンジが利く車を選ぶ
  • 走りの性能とかは二の次

sanpo2.Sgif.gif確かに、「車はとにかく動けばいい」「使い勝手がよくてカワイければ最高」というのが女性の意見の代表格だったように思います。また子育て中のママなら、「車内の使い勝手が一番大事。ルックスは可愛ければなおいい」という感じでしょうか。とにかく、走りの性能とかメカニズムとかはどうでもいい、というのがおおかたです。

実際、自動車メーカーの担当者もこのように本音を明かす方もいたようです。

「うちのユーザーは飛ばさないから、走りの性能なんて・・・・・・。幼稚園の送り迎えがほとんどだし」


ところが、です。なんと最近は女性でも「操縦安定性」を重視する人が増えているようです。操縦安定性とは、走る・曲がる・止まるという、車の動きがどれだけしっかりしているかという性能です。もちろん男性のように、飛ばして走るための性能ということではないようですが。


●運転がカンタンな車より、運転が「上手くなる」車へ

女性向けの車と言えば、昔から軽自動車やコンパクトカーなどが定番。デザインは可愛らしく、内装は明るく、シートアレンジは自由にできて広々、ハンドルもブレーキも軽くて運転はラクラク。そんな車がほとんどでした。

確かに運転は力がいらずカンタンですし、小さな子供がいる家庭でも大活躍。使い勝手と親しみやすいデザインで長い間、女性の心を捕らえていました。

ところが、その裏に潜んでいる「デメリット」にも気づく女性がかなり増えてきたのです。


車というのは、自動車メーカーが限られた予算と時間を配分して設計・製造するもの。「デザイン」や「使い勝手」に力が注がれているということは、その逆に削られている部分があるということです。従来の女性向け軽自動車やコンパクトカーでは、操縦安定性や高速性能をないがしろにしたものが多かったもの事実です。予算に限りがあるので当然ですね。ここでいう操縦安定性とは、限界に近いシチュエーションでの性能です。つまり、いざという時の車の動きに関する性能ですね。

日本車は、先述のように車内の使い勝手とか女性受けするデザインに予算をかなり使っているので、操縦安定性を確保する部分へは、安上がりな「電子制御」でカバーしたり、性能をわざと落とすことが多かったのです。「スピン防止装置」などは代表的な電子制御による安全確保ですし、あえてグリップ性能を落としてスピードを出さないようにするような方向性です。

この反対に、ドイツ車をはじめとする欧州車は、デザインや使い勝手は素っ気ないのに、値段がかなり高いことが多いはずです。これは(もちろん関税も原因の1つですが)、操縦安定性に対してかなりの予算をつぎ込んでいるからです。


たとえば小さい子供がいるママが、マイカーを買ったとします。子供のためだと思って、乗り降りがラクで広々の室内、荷物が積める車を選んで、その車で毎日幼稚園へ送り迎えしていたとします。普段は確かにラクで快適かも知れません。ところが、いざ幼稚園の前で子供達が飛び出てきて、急ハンドルを切らざるを得ない状況が起こったらどうでしょう。曲がらずに直進してしまったり、スピンしてしまう可能性が高いことになります。

また、走る・止まる・曲がるという基本性能が低くて、ハンドルやペダルが軽すぎる車は、運転はラクですが運転技術が上達しにくいものです。これはまるで、食事をインスタント食品に頼りすぎている女性のようで、やはり自分で台所に立たないと、いつまで経っても料理は上達しません。

 

●事故は止まっている時ではなく、動いている時に起きる

従来の女性向けの車というのは、主に「車が止まっている時」の機能が多かったように思います。デザインがいいとか荷物を乗せられるとか、収納が多いなどがそれです。ところが、いざという時に必要になるのは「車が動いている時」の性能です。

誰も危険を犯そうとして運転はしませんが、毎日のように車が原因の死亡事故は起きている訳です。急に自転車が横切ってくるとか、突然に危険にさらされるシーンは必ずあります。そんなときに、頼りにならない操縦安定性では、重大な事故に巻き込まれてしまいかねません。

 


今までの女性向けの車は、例えて言うならこういうことです。

「すごくハンサムで、普段は居心地がいいけど、中身がなくて、いざという時には助けてくれない。」


確かに、イケメンで楽しい男でも、喧嘩の時や極限状態になると暴力を振るってきたり、逃げ出してしまうようなのはダメンズですよね。むしろ同じ予算なら、このように選ぶ人が増えいるのも納得できます。


「見た目は中の上くらいで、面白いこともあまり言わないけど、いざという時は全力で守ってくれる」

 

見た目とか雰囲気ばかりを売り物にして、「いざという時の性格」は隠して売るようなコンパクトカーは、これからは厳しそうです。


上述の「世界で一番乗りたい車」から一部引用します。

P18)---
女性の場合はクルマ選びにデザインや色を重視すると思うが、「快適な乗り心地」と「操縦安定性」も考慮した方がいい。雰囲気だけのクルマ選びは格好悪いと思う。すごくハンサムだけど中身がない男を彼氏にしているみたい。

「走りの性能」なんていうと、スポーツカーと勘違いされそうだけど、そういう意味ではないんだ。ステアリングを切ったら正確にその分だけ曲がってくれること。さらに切ったらまた曲がり、もう無理かなと思ってもさらに曲がってくれる。「大丈夫。まだ大丈夫だけど。あ、そろそろダメ。あ、もうダメになる」。軽でもコンパクトカーでもそんな反応を返してほしい。

ダメなクルマは、「大丈夫、大丈夫。あ、ダメでしたーっ」と、いきなりあきらめる。「我慢しないで前もって言ってくれよ」という気持ちになる。結論としては、速度を落とすしかない。僕はそういうクルマは好まない。


いくらパッと見が良くても、事故になってしまえば、一瞬ですべてが台無しになってしまう訳ですから。やはり一番大切なのは「事故にならないよう守ってくれる」性能ですね。マイカーを選ぶときは、くれぐれも失敗しないようにしましょう。

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