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車の運転のコツ -教習遅れを大逆転-

MT車ヒール&トゥ

「ギャン、ギャーン」
カーブを曲がるたびにアクセルを吹かして走る、音が大きな車を見かけたことはありませんか?
また、レースのTV中継などでも走行中にアクセルを空ぶかしするようなシーンを見たことがあると思います。
これは、MT車ユーザーならぜひ覚えたい「ヒール&トゥ」と呼ばれる技術です。ヒール&トゥとは文字通り、かかと(ヒール)と、トゥ(つま先)を使った操作です。教習所では教わりません。これが出来なくても、安全運転は出来るからです。では、なぜ車好きの人たちは、この動作を行うのでしょうか。それは次のような理由にあります。


いつでも、(速度や回転数に関らず)好きなギアを選択できるようになる
きびきびと走れるようになる
音楽を奏でるように、リズミカルに走れるようになる
モータースポーツへ一歩近づく
運転の腕前を、自慢できる(?)

なぜヒール&トゥを行うことで、そのようになるのか少しご説明しましょう。
まず始めに、教習所でのシフトダウンの方法をみてみます。普通、教習所で教わるシフトダウンは、「速度が落ちたから」行うシフトダウンです。(Shift-UP Clubではこれを消極的シフトダウンと解説しています)
例えば、市街地を4速のギアで40kmで走っていて、その先の交差点で左折するとします。交差点の手前でブレーキを踏み、20km以下にスピードが落ちてきます。この速度では4速のままでは加速していけません(パワー不足)ので、2速に落とすというのが普通の方法です。
この方法は、安全運転という面では問題はないのですが、ひとつ欠点があります。例えば20km以下に落ちるまでの間はギアを落とせないため、じっと待つしかないのです。このため、減速の途中でアクセルを少し踏んで微調整したりできませんし、速度が落ちるのを待てずに30kmくらいで2速にシフトダウンしようとすると「ガクン」というシフトショックが起こってしまいます。

これに対して、ヒール&トゥは考え方が違います。どうせ2速に落とすのだから、速度が落ちるのを待たずに、さっさと2速に落としてしまおうというのがヒール&トゥです。
つまり、普通は速度が落ちるのを待ってギアの回転を合わせるのですが、ヒール&トゥでは、アクセルを踏むことによって積極的に自分から回転を合わせるのです。ただし、変則的な右足の動きになりますので、正しい理解と練習は必要になります。
やり方を一度覚えれば、例えば4速で走行中、どのタイミングでも4→3→2速とシフトダウンできます。2速ならエンジンブレーキもよく効きますから、カーブが続きそうなときに事前に2速に落としておいて、エンジンブレーキとパワーをうまく活かして走ることができます。教習所の方法では、2速に入る速度まで減速するか、4速でパワーが出ないまま走るしかありません。

MT車である程度慣れてきたという方は、ぜひ挑戦して頂きたいと思います。車を操っている感覚が倍増しますし、車を自分の支配下に置いていると感じられます。
MT車に苦手意識があった方もいるでしょうが、これが出来るようになると晴れて「運転が好きなんだ、MT車が好きなんだ」と胸を張れます。MT車攻略マニュアルで「消極的シフトダウン」「積極的シフトダウン」の考え方を知っていれば、ヒール&トゥもスムーズに理解、練習できるはずです。


「MT車ヒールアンドトゥ攻略シート 」

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MT車がより一層楽しくなる、ひとつ上のステップ。失敗しない手順と、コツ。B5サイズ1シート。・グローブボックスや、ドアポケットにすっぽり入る大きさです。・必ず、安全確認を十分に行った上で練習して下さい。

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